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浴室用電気乾燥機・水栓

浴室―浴室用電気乾燥機・水栓

現象1 浴室用電気乾燥機から温風が出ず、衣類が乾きにくい

※長期使用製品安全点検制度対象製品

なぜこうなるの?(原因)

吸気口についているエアフィルターにゴミやホコリがたまり、通気を悪くしています。
この状態が長く続くと、モーターに負担が掛かり、モーター部の不具合に繋がり、さらに温風の出が悪くなってしまいます。

メンテナンスを必要とする判断基準

フィルターにゴミやホコリが付着し、温風の出が悪くなった場合。

メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)

モーターが焼け、異音や異臭が発生し、本体交換が必要となります。「長期使用製品安全点検制度」対象製品であるため、10年後には点検が義務化されています。

現象2 蛇口を閉めても、ポタポタ水が垂れ落ちる

なぜこうなるの?(原因)

水漏れの殆どは、水栓に内蔵されているシートパッキンなどの劣化や摩耗によるものです。
①浴室用ツーハンドルシャワー
→3~5年でパッキン劣化・摩耗
②サーモスタットシャワー水栓
→5~10年で切替バルブ、劣化・摩耗

メンテナンスを必要とする判断基準

吐水口からポタポタ漏れが止まらない場合。

メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)

劣化・不具合を起こしてポタポタ漏れが止まらなくなります。

現象3 サーモスタット式シャワー水栓の吐水温度が表示温度と異なる

なぜこうなるの?(原因)

温度調節ハンドルは、出荷時に設定していますが使用条件(給水・給湯圧力および給湯温度)が異なると、表示通りの温度のお湯が出ないことがあります。
また、サーモスタット式水栓は湯と水を混ぜて吐水させるため、給湯機の設定温度よりぬるくなります。
なお、季節によっては、給水温度は夏温かく、冬冷たいなど、一定ではありません。このため給水温度の変化につれて、吐水温度も表示温度からズレることがあります。

メンテナンスを必要とする判断基準

キッチンの水栓でも希望の吐水温度のお湯が出ない場合。

メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)

調整を行わないと、表示通りの適温のお湯が出ない状態が続きます。

メンテナンスの方法

給湯器の設定温度を希望吐水温度より+10℃くらい高く設定する。それでも改善しなければ、取扱説明書にしたがって温度の調節を行ってください。

よくある質問

【水栓金具】

Q1 水の出が悪い。または乱れる。

A1

ストレーナーを洗ってみましたか?
ストレーナーに水あかなどが詰まって水の出が悪くなったり、水流が乱れたりすることがあります。
注)ストレーナーのお手入れ方法については取扱説明書を参照、または、洗面―洗面化粧台Q1を参照ください。

Q2 水の出る量が少なくなった。

A2

止水栓をチェックしてみてください。
お手入れの後に、十分に止水栓を開けましたか? ご確認ください。

Q3 ワンタッチ水栓から水が出ない。

A3

チャイルドロックがかかっていませんか?
ワンタッチ水栓には、誤って触った時に水やお湯が出ないようにするチャイルドロック機能付きのものもあります。

【シャワー】

Q4 水の出が悪い。または乱れる。

A4

ノズルにゴミが詰まっていませんか?
ノズルに水アカなどが詰まって水の出が悪くなったり、水流が乱れたりすることがあります。

【換気扇・浴室乾燥機】

Q5 機械が作動しません。

A5

ブレーカーは落ちていませんか? ご確認ください。

Q6 異常な音がする。

A6

フロントパネルあるいはフィルターなどが汚れていませんか?
汚れていると異常音がするだけではなく、換気能力にも影響します。

豆知識

ヒートショックにご注意!
浴室と脱衣室の温度差をなくしましょう。


「ヒートショック」とは、急激な温度差が発生したときに身体へかかる衝撃のこと。入浴の場合は脱衣室と浴室、または洗い場と浴槽の温度差によるものです。具体的には血圧の急変動や脈拍数の急増が見られ、ご高齢者や高血圧などの不安をお持ちの方にとっては特に心配です。
これを防止するには、まず浴室内を温めてから入浴すること。そして、入浴後、脱衣室を出る時にも注意が必要です。温まった身体と温度の低い脱衣室との温度差も無くすようにしましょう。

浴室温度が低いほど血圧変動が激しい