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Part1 現象09 サッシ・網戸

現象09 窓の鍵(クレセント)や受け金具が破損してしまった、交換したい

原因無理に締めていると、負担がかかり破損することがある

建付けが悪い状態で、かかりにくいクレセントを無理に締めていると、負担がかかり破損することがあります。
一度壊れてしまうと交換せざるを得ません。

DIYクレセントを新しいものに交換する

DIY難易度

やや難しい

DIY作業時間

10分~

用意するもの

DIYにかかる費用

クレセント/700~3,000円
専門業者への作業依頼費用
(部品・材料費は除く)/8,000円~

手順

01クレセントの下のネジを外し、上のネジを少しだけ緩め、下の穴を出します。
02下の穴に新しいクレセントの下のネジを軽く留めます。
03古いクレセントを完全に外し、新しいクレセントを回転させ、上下のネジをしっかり締めます。
04受け金具は上下のネジを外し交換します。

ポイント

  • サッシ内の裏金具でねじを固定しているタイプもあります。裏金具が落ちないようにクレセントのネジを全て外すのではなく上のネジを残した状態で新しいものに取り替えてください。ドライバー1本でできます。
  • サッシの傾きや建付けが原因で破損するケースが多いので、一緒に建付けも調整してください(現象08のDIY参照)。

日頃のお手入れ

クレセントには様々な種類がありますので、タイプの合った部材を使ってください。ホームセンターなどで探す場合は写真を撮る、ネジ穴間の寸法を測るなど調べて行くと良いです。分らない場合は専門業者へお問い合わせください。

COLUMN

窓ガラスに直射日光があたると、ガラス面の中央部と周辺部に温度差ができ、ガラスにヒビが生じることがあります。この現象を「熱割れ」と呼んでいます。ガラス面にカーテンが密着したり、反射フィルムなどを貼付けると、熱割れすることがあります。

アドバイス

  • 交換する部品はそれぞれ製造メーカーにて部品ごとに保有期間が定められており、一定期聞を過ぎた場合、古いクレセント錠と同じもの取り寄せできない場合があります。
  • ホームセンターなどで代替品を探す場合には、事前に部品の計測をしておくことをおすすめします。
ビスピッチを測る

取り付け部分のビスピッチを定規で測ります。上と下のネジ穴の中心部からの距離を正確に測りましょう。

高さ・立ち上がりを測る

鍵自体が取り付け部分に対して何cm離れているか(高さ、立ち上がり)を測ります。

引き寄せ寸法を測る

金具が固定されている軸部分から、金具の奥行きに当たる距離(引き寄せ寸法)を測ります。

ポイント

クレセントは、サッシへの取り付け位置により「左用」と「右用」がありますので、ご注意ください。

COLUMN

部材・部品の寸法を標準化することで、仮に部品が壊れても、同じ寸法で規定された部品があればそれを代替品として交換することが可能となり、大掛かりなメンテナンスや壊れたまま不便な生活するといった課題が解決されます。
大手住宅メーカー、建材メーカー、住設メーカーで構成されている「長期使用住宅部材標準化推進協議会」 では、メンテナンス部品を長期的に交換していくために、 その寸法規定を部品ごとに行い「CjK部材」として標準化を推進しています。

CjKマークとは

長期使用対応部材(CjK部材)とは、長期にわたってメンテナンスを容易にする為に互換性を持たせた部品・部材です。