構造体② 防蟻処理
1事象
- シロアリの食害により床がブカブカする。
- 床がたわむ。
- シロアリの羽蟻を見かける。
2原因
新築時に行われている防蟻薬剤の効果が切れてしまった。
3メンテナンスしないとこうなる
1)薬剤の効果がなくなり、白蟻が建物の特に木材部分に侵入し易くなる。
2)白蟻による食害が進む。
3)床下・柱などの食害が進むと、建物の構造に支障が生じる。
この状態で大地震による揺れを受けると、倒壊の恐れもある。
4対応
①白蟻の駆除を行い、被害部位を確認(調査)する。
②防蟻薬剤の散布など、再防蟻工事を行う。
③定期的な点検を行う。
※白蟻駆除、防蟻工事に当たっては、住宅メーカーに相談してください。
5メンテナンススケジュール(目安)
①メンテナンスのタイミング
防蟻処理の方法、薬剤の種類などにより効果のある期間が異なります。
また、薬剤ではなくシートを敷き詰める方法もあります。
②日常的な注意点
- 基礎換気口を塞がない。(エアコン室外機・植木鉢などを置かない)
- 増築などで基礎換気口を塞がない。
- 床下に木材などを入れない。
- 建物外周部に物を立て掛けない。
- 建物外周部の換気をよくする。
- 基礎などに蟻道がないか気を付ける。