キッチン―食器洗い乾燥機
現象1 ブレーカーが落ちる
なぜこうなるの?(原因)
電気絶縁の劣化による漏電。
メンテナンスを必要とする判断基準
ブレーカーが落ちる場合。
メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)
漏電しているものを使い続けると感電することがあります。
現象2 扉のしまりが悪い、ガタつきがある
なぜこうなるの?(原因)
食器洗い乾燥機の扉部分の破損・変形および劣化。
メンテナンスを必要とする判断基準
扉のしまりが悪い。ガタつきがある場合。
メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)
そのまま使い続けると作動不良の可能性があります。
現象3 運転時、異音がする
なぜこうなるの?(原因)
ポンプやファンの破損や劣化。
メンテナンスを必要とする判断基準
運転時、異音がする場合。
メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)
そのまま使い続けると作動不良になる可能性あります。
現象4 食器洗い乾燥機の引出時、ガタつき、前傾斜がある
なぜこうなるの?(原因)
食器洗い乾燥機の取付け部分のネジの緩み。
メンテナンスを必要とする判断基準
食器洗い乾燥機にガタつき、前傾斜がある場合。前ズレ防止金具の変形や取り付けネジのゆるみ、キャビネットの破損や変形がある場合。
メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)
そのまま使用し続けると、さらにガタツキが大きくなる可能性がありますので早急に修正対応が必要です。
現象5 洗浄、乾燥性能が悪い(食器の重なりなど除外)
なぜこうなるの?(原因)
洗浄、乾燥機能部品の破損や劣化。
メンテナンスを必要とする判断基準
食器洗い乾燥機の取扱説明書にしたがって使用しても、洗浄、乾燥性能が悪い場合。
メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)
そのまま使い続けると作動不良になる可能性があります。エラーが出るため運転自体が途中で停止します。
現象6 水漏れがある
なぜこうなるの?(原因)
接水部の部材の破損や劣化。
メンテナンスを必要とする判断基準
水漏れがある場合。
メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)
そのまま使い続けるとキッチンのキャビネットや住宅側にも水漏れが広がる。
すぐにご使用を中止し、止水栓を閉じてください。
よくある質問
Q1 食器洗い乾燥機の中から臭いがする場合、どうしたらいいの?
A1
・残さいフィルターに食材が残っていると、臭いの原因になったり、さらにカビの繁殖の原因になります。
・食器洗い乾燥機の取扱説明書にしたがって、残さいフィルターや水漕内のお手入れを実施してください。
※食器洗い乾燥機を使用したら最後に残さいフィルターを毎回お手入れしてください。そのまま放置し続けると、カビの繁殖などの原因になります。
【お手入れ方法の例】
※お手入れ時の注意点について
・ケガ防止のためお掃除の際は、必ずゴム手袋を着用してください。
・必ず電源OFF の状態でおこなってください。
・使用後はヒーター部に熱が残るので、十分冷えてから行ってください。
豆知識
長期使用製品安全点検制度とは。
・生活の質を高め、豊かにしてくれる家電製品や住宅設備機器。これらの製品の中には、長期間ご使用いただくことで、経年劣化が進み、重大な事故に結びついてしまうケースが報告されています。
このような事故を未然に防ぐため、「長期使用製品安全点検制度(消費生活用製品安全法)」が2009年4月1日からスタートしています。
「長期使用製品安全点検制度」とは、お客様による保守が難しく、経年変化により火災や死亡事故など重大事故が発生するリスクがあり、機器を所有されているお客様に点検や保守に関する情報を提供することにより、お客様による点検を支援し製品を安全にお使いいただけるようにするための制度です。
経年劣化による重大事故発生率が高く、長期間使用されることが多い製品について、機器を所有されているお客様に点検や保守に関する情報を提供すると共に、点検実施体制の整備を製造・輸入業者に求め、製品をご利用いただくお客様による点検その他の保守を適切に支援するこが義務化されました。
・対象となる製品(特定保守製品)は、ビルトイン式電気食器洗機(ビルトイン食器洗い乾燥機)以外に、浴室用電気乾燥機(バス換気乾燥機)など、電気や、ガス、石油を使用する設置式の9品目で、法施行(2009年4月1日)以降に製造される製品について、所有者票の同梱と、カタログや製品や、取扱説明書などへ、お客様に点検や保守に関する情報の表示の実施や、お客さまの保守を適切に支援する体制が実整備されました。
このため、保守情報のご提供、有償での点検及び整備の実施を行うため、お客様のご購入リスト(お客様よりご登録)を作成し、管理・運営されますので、所有者票を必ずメーカーに返送しましょう。
登録の流れ
※2009年4月の法律の施行後にご購入・使用いただいている製品について、お客様のご要望により、点検を実施させていただきます。ただし、法律が施行される前に製造・輸入されていた対象商品となる製品や、既に生産・販売を終了させていただいている対象商品となる製品については、点検整備用部品の保有状況により、点検後に必要な整備ができない場合があります。