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床暖房

床暖房

現象1 温水床暖房の劣化

なぜこうなるの?(原因)

床暖房パネルの劣化。(床暖房が暖まらない)

メンテナンスを必要とする判断基準

コントローラーに不具合表示。(作動しない)

メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)

部品交換もしくは本体交換。

メンテナンスの方法

●定期点検(不凍液などの交換)をおすすめします。
●ボイラーの交換は10年ぐらいが目安です。

現象2 電気床暖房の劣化

なぜこうなるの?(原因)

床パネルの不具合。(電熱線の不具合で床が暖かくならない)

メンテナンスを必要とする判断基準

コントローラーに不具合表示。(作動しない)

メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)

コントローラーの部品交換。

メンテナンスの方法

●コントローラーを点検し消耗部品の交換をおすすめします。
(10年に一度ぐらい)

よくある質問

Q1 不凍液が腐ることはないのですか? また交換サイクルは?

A1

床暖房の中に入っている暖房水は通常真水ですが、時々黄色くなったり黒ずんだりしますが腐りません。
給湯器には凍結防止機能(ヒーター・ポンプ循環・燃焼)が付いていますが、気温が下がる地域や寒冷地では、不凍液を入れて使います。
また、10年ぐらい前から床暖房の配管は樹脂管に変わっています。
 
交換サイクルは通常品で2~3年で交換、ロングライフ品で10年です。

Q2 ガスから電気に変更しても使えますか?

A2

●機械の交換はガス⇒電気へはできます。
●床暖パネルの交換はガス⇒電気へはできません。

ガス暖房は床パネルに温水が廻りますが、電気タイプは床材(フローリング材)に電熱が入っているため方法が全く異なるため使用できません。

Q3 エコジョーズって最近よく聞きますが?

A3

エコジョーズとは、従来排気ガスとして空気中に捨てられていた排気熱を2次熱交換器で回収する技術のことです。この技術を利用した潜熱回収型のガス給湯機器を、エコジョーズ給湯器と呼んでいます。ムダにしていた約200℃の排気熱を回収して50℃になるまで再利用して熱効率95%を実現しています(従来品給湯器の熱効率は80%)。ガスの使用量が減り家計にもやさしく、CO2の排出量も低減されるエコな給湯器です。近年主流になってきており、給湯器の交換時におすすめの商品です。既存給湯器からの交換に際しては、交換取付費用が必要となりますので、住宅メーカーへ相談してください。

豆知識

寒冷地域での不凍液交換について

熱源機メーカーの指定に従って不凍液は3年に1回程度交換してください。不凍液は寒冷地になるほど粘性が高くなり、何年も取り替えないでいると配管詰まりの原因になります。

 

故障(床が暖まらない場合)の確認方法

  1. すべてのリモコンで操作できない時には、電源コンセントが抜けていないかを確認してください。
    コンセントを一旦抜いて再度接続してください。
    それでもスイッチが入らない時には修理をご依頼ください。
  2. コントローラは1分間以上の停電があると、記憶しているカレンダー・時刻の設定が消えてしまいます。
    カレンダー・時刻設定が消えると、運転のボタンが動作しなくなります。
  3. 床暖コントローラに直射日光や他の暖房器具の温風があたっていないかを確認してください。
    室温センサー付きの床暖コントローラーの場合は、正しい室温が検知できなくなります。
  4. コントロールパネルにエラー表示がないかを確認してください。
    温水のサーキュレーションが規定外だったり、センサー類が壊れているとエラーを表示します。
  5. 試運転あるいはテストモードで運転して暖まらないかを確認してください。
    室温に関係なく強制運転します。
    温水のサーキュレーションが規定外だったり、センサー類が壊れているとエラーを表示します。
  6. 床暖の上に直接カーペットやソファーを置くと熱こもりが発生し、床が変色する場合があります。

取扱説明書と故障内容の確認の方法(エラーコードの確認)

故障で修理が必要な緊急時にでも、まずは故障状況を再確認してみると【故障ではない】場合も少なくありません。
まずは、取扱説明書の「故障かな?」の部分を確認してください。
それでも復旧しない場合は、リモコンに表示されているエラーコードを修理要請時に申し出ていただけるとスムーズな修理ができます。