現象22 浴槽の内側(水位線あたり)に青い筋状の汚れがつく
原因銅イオン(配管)と脂肪酸(人、石けん)が結合して発生する
給水給湯配管や給湯機で使用している銅配管から溶出したわずかの銅イオンと、からだや石鹸からの脂肪との反応によって生じた「銅石けん」がさらに空気中の酸素、炭酸ガスと反応した青緑色の水に溶けない汚れです。付着初期には、比較的簡単に除去できますが、乾燥が繰り返され、固着すると除去が難しくなります。
DIY浴室用合成洗剤を使い、汚れを落とす
DIY難易度
やや難しい
DIY作業時間
20~30分
用意するもの
DIYにかかる費用
浴室用合成洗剤(中性)/200円~ |
専門業者への作業依頼費用 (部品・材料費は除く)/8,000円~ |
手順
01浴室用中性洗剤を散布し、清掃します。
02それでも取れない時は、10%に薄めたアンモニア水をつけて軽くこすります。
02それでも取れない時は、10%に薄めたアンモニア水をつけて軽くこすります。
03(アンモニア水を使用した場合は酢で中和し)水で洗い流します。
日頃のお手入れ
早い段階なら洗剤とスポンジで落とせるので、固着する前に早くお手入れしてください。からだから出るもの(皮脂汚れなどの脂肪酸)は避けられませんが、固形の石けんの方がボディーシャンプーより反応し易く、銅石けんになりやすい傾向があります。
COLUMN
銅の表面に付着する緑青は昔から有毒と考えられてきました。しかし、旧厚生省から昭和59年に、研究実験の結果、有害ではなく無害に等しいことが発表され、誤解であることが明らかになっています。