外壁《目地》
シーリング材の汚れのお手入れ方法
シーリング材の汚れ落としは、シーリング材を傷めないように布を使うのがいいでしょう。シャワーなどにしても、水圧を強くしないのもポイントです。またサッシ周りへは万一の水漏れを考え水を直接当てないようにした方が良いでしょう。
現象1 シーリング材の痩せる頃
なぜこうなるの?(原因)
時間の経過とともに光・熱などの影響により可塑剤が抜け出したためです。
可塑剤とは合成樹脂に加えて柔軟性や耐候性改良する添加薬品類のこと。
現象2・3 シーリングのひび割れ・切れ
なぜこうなるの?(原因)
シールが硬化したためひび割れが発生。
※日の当たり方、立地条件などにより現象が異なりますので、各住宅メーカーが実施する定期点検を受けられることをおすすめします。
豆知識
■メーカーによってはシーリング材の代わりに定形シーリング材を使用する場合もあります。※定形シーリング材とは、目地の形状に合わせあらかじめ成型されたシーリング材のことです。
定形シーリング材の浮き・剥がれ
なぜこうなるの?(原因)
劣化が始まると表面が硬化して収縮が始まり、浮きや剥がれが発生します。
メンテナンスを必要とする判断基準
浮きや剥がれが目視できる状況はメンテナンスが必要。浮き・剥がれの部分はローラーなどでしっかり押さえ込みます。
通常定形シーリング材を使用している箇所奥に2次防水が施されており、多少の浮きですぐに雨漏りにつながるケースはまれです。
シーリング材の劣化判定・処置基準
(出典:「建築用シーリング材ハンドブック」日本シーリング材工業発行)